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第9回中山盃国際大会が3月23、24、25日の日程で台湾中部の台中市中興テニスコート(サーフェースアンツーカー)開催される。
もともとオープン大会の団体戦としてスタートした本大会、第2回よりエリートクラスが別枠で設けられ、国家代表クラスを各国から招待したハイグレードなトーナメントをメインに据えた。以後8年、台湾が毎年開催する国際招待大会として定着。日本連盟も毎年ナショナルチームより毎年精鋭をおくりこんでいる(大会の詳細や日本代表についてはここをクリック!!)。
種目は男子ダブルス、女子ダブルス、男子シングルス、女子シングルス、それに昨年新設された団体戦の5種目。
この団体戦がユニーク。一見ただの3組点取りなのだが、一番が男子ダブルス、2番が女子ダブルス、3番がミックスダブルスとなっている(昨年の第一回団体戦は林田・巽、高橋・山下の日本チームが優勝している。降雨のため決勝は抽選だったが)。
今年は韓国が2年振りに参加決定。その他、タイ、モンゴル、マカオ等が招待されている。
日本からは
男子 鹿島・井口(ヨネックス)
女子 深澤・宮下(東芝姫路)
監督 田中弘(ナショナルチーム女子監督)
が参戦。4人とも代表経験こそないもの次代を担う期待の選手であることはいうまでもない。
注目の韓国はなんと男女2ペアづつのエントリー。内3人が代表経験者(四大国際大会)となる。
男子
PARK KYUHEE/CHO JAEEON(陰城郡庁)
KIM KISUNG/LEE JONGWOO(昌寧郡庁)
パクキュヒは2009のNongHyup 2009 Internationalにおいてシングルス準優勝。国際大会未出場ながら常にシングルス上位で活躍する強打者。フォアもバックも強烈のひとこと。
イゾンウは2008年アジア選手権の
団体優勝メンバーだ(2005東アジア五輪にも出場)。菅野・柴田との苦しい3番勝負を戦い抜き、韓国男子に久々の団体優勝をもたらした。トリッキーかつ
天才的なひらめきと技術をみせるおよそ韓国らしくない選手。キムキソンとのペアはおそらくダブルフォワードになるではないだろか?
女子
CHOI SEUNGJU/NAM HYEYEON(テグ銀行)
KWON RANHEE/LEE EUNMI(沙下東区庁)
沙下のクォン・イはかつて2009熊本インドアに出場している。ともに2007アジア選手権代表。クォンは2010アジア競技大会、2011世界選手権と3大会連続で代表入りを果たしている。名門テグ銀行のふたりついては詳細不明。左上から イゾンウ、パクキュチョル、キムキソン、クォンランヒ、インウンミ
2位安城市庁(韓国)のエース キム・キョンリョン。韓国の、というよりは世界のエースである。現役のプレーヤーの中ではダントツのキャリア、4大国際大会での金メダルはなんと8個(団体4、個人4)。これはぶっちぎりの記録である。
歴代ということでも玉泉、上嶋の7個を一個上回り、史上最高。
また現在ソフトテニスの種目は団体、ダブルス、シングルス、ミックスダブルスの4種目だが、そのすべてで金メダルを獲得している。これはパクヨンヒ(テグ銀行)と彼女だけがなしとげている。
そんなキョンリョンもプロ生活9年目にはいる。彼女が現役をつづけるかどうかは常に注目の的、彼女一人が現在の韓国女子を支えているといっても過言ではないからだ。すくなくとも今年はプレー続行。また彼女のプレーがみられるのはしあわせなことだ。
今回はいままでにない早いキョンリョン。とにかく下がらないで徹底してライジングでボールを捌き、圧倒的だった。準決勝、決勝は3番に下がり、特に決勝は出番がなかったのは残念。どうせなら上原・阿部にぶつけてほしかったが・・・
↓安城市庁チーム。キョンリョンとミンユリム、キムボミ、ユンスジョンの4人が昨年の世界選手権代表(キムボミとユンはワイルドカードで個人戦のみ)。後衛力は強力だが、フォワードがいまひとつ、ディフェンスはよいが・・・つまりバランスが悪い。そこを知り尽くした上でのキョンリョン3番だったのだろうが・・・・やや軽かった右ゾーンは制した。
左からユンスジョン、ヂョンハユン、イセルイ、ミンユリム、キムボミ
昨年の韓国国体優勝チームだが、その時のエースだったナムテクホ(2006ドーハアジア五輪代表)が徴兵され不在、エース抜きのチームとなった。
残されたこのチームには代表経験者がいない。
ヤンはどうした?といわれそうだが、彼は2度国際大会代表(2008、2011)になっていて2008年には個人戦ダブルス優勝をはたしているものの、両年とも開催国ワイルドカードでの出場であり、団体戦のメンバーではなかった(パクサンミンは2009年の国際ジュニアに出場)。
いずれにしてもそのヤン以外はほぼ無名の集団、ソウルはそういうチームなのである。しかもそのヤンが不調、2敗もするなかでの優勝、見事といえるだろう。特に決勝の早稲田戦の華やかさは特筆もの。
左上からパクキョンテ、ヤンチンハン、パンサンミン、
イサンゴン、キムジクミン、ユウウンウ
第16回 アジアカップひろしま国際ソフトテニス大会
3月10、11日 広島市中央庭球場他
詳細は広島市連HP
3月10、11日の日程でアジアカップひろしま国際大会が開催される。この大会は他競技ではおそらく類例のない、またありえない真の意味でのオープン大会であり、実にユニークだ。世界チャンピオンからジュニアをふくめた末端の選手までが同じ土俵で戦うのである。試合は3ダブルスによる点取りの団体戦。
今回は偉大なチャンピオンである地元NTT西日本広島の高川経生選手の引退の場ともなる。
彼の引退についてなにか書こう書こうと考えているに日がどんどんすぎていく。
高川選手を最初にみたのは、確か彼が大学一年のときの天皇杯だとおもう。いやそれ以前かもしれないが鮮烈な印象として残っているのはその岐阜での天皇杯なのだ。なんと1991年いまから21年前のことになる。そんな彼がついに引退、万感の想いがあるのである、それがなかなか言葉となってでてこない。
上記画像は昨年の天皇杯と二月(右)の全日本インドアでの高川
大会は韓国、台湾、モンゴル、中国からも参加。昨年の世界選手権男女団体を制した韓国からは韓国国体優勝のソウル市体育局(男子)、安城市庁(女子)が参戦。ともに国家代表クラスをかかえている。
台湾は若いチーム(例年にくらべやや寂しい顔ぶれ)、複合チームというか、ピンドン県のメンバーを中心としたチームで、男子には昨年代表の賴立煌・何孟勳、女子にはやはり昨年代表の郭千騎、詹佳欣がふくまれている。
W.T.ガルウェイ著: 新インナーゲーム
必読書!!よまなきゃなにもはじまらない。 (★★★★★)
玉木 正之著: スポーツとは何か(講談社現代新書 1454)
ソフトテニスについては触れられてはいないが、ソフトテニスとはなんなのか、を考えるには欠かせない。 (★★★★)
ブラッド・ギルバート共著: 読めばテニスが強くなる
庭球書誌学参照 (★★★★)
日本ソフトテニス連盟編: ソフトテニスコーチ教本 新版
こちらは中、上級者向けと銘打ってある。連続写真はこちらも多数 (★★★)
日本ソフトテニス連盟編: ソフトテニス指導教本 新版
あらゆることを一通りカバーしている。連続写真も多数。地域スポーツ指導者養成テキスト。 (★★★)
榎並 紳吉著: 基礎からはじめるソフトテニス(012 sports)
元世界チャンピオンで現男子ナショナルチームの斉藤コーチがネットプレーの模範をしめしており、それだけでも価値がある。 (★★★)
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