« September 2011 | Main | November 2011 »
優勝した菅野創世は川口市役所の所属、同市役所は第二回世界選手権(木之村)、第5回世界選手権(沖田・桜井)に個人優勝しており3回目の世界制覇ということになる。
菅野創世・中本圭哉5−4篠原秀典・小林幸司
女子決勝
佐々木舞・大庭彩加5−2杉本瞳・森原可奈
菅野創世・中本圭哉5−4(8−6)ペウオンソン・キムテジュン
男子準決勝
篠原秀典・小林幸司5−1キムドンフン・キムジュンユン
現在準決勝第二試合スタート
キムドンフン・キムジュンユンvs,篠原秀典・小林幸司
ペウオンソン・キムテジュンvs.菅野創世・中本圭哉
女子準決勝
杉本・森原5−3キムエーギョン・チュオク
佐々木・大庭5−3キムキョンリョン・ミンユーリム
ダブルスは男子が4回戦、低調だった大会は最高潮に!!やはりダブルスが最高である。篠原・小林はチョウソンジェ・キムジュゴン相手にG2-0のリードを失うがファイナル8−6で再逆転に成功!!隣コートの賴立煌・何孟勳vs.ジョン・ヤンとともに国際大会でしかみられない大試合。菅野・中本も順調にベスト8に。
この種目は韓国が男女とも2連覇中。日本男子は1995年の北本・齋藤が優勝したのが最後。女子は1999年に上沢・裏地の優勝が最後となる。
世界選手権個人戦ダブルスのチャンピオンこそがソフトテニスの究極のチャンピオンであり、宗主国の面目を保つ為に、そろそろ奪還しておきたいところ。
しかし、現状は厳しい。男子は韓国から出場する4組はいづれも実力者。ドローはフェアだが、第一シードと第二シードが非常に優遇されている。ともに韓国のペアであり、第一がペ・キム、第二がドンフン・ジュンユン、この2ペアはベスト4は確定といっていいだろう。
日本は菅野・中本と篠原・小林が出場。菅野・中本はベスト8まではまず間違いなく進出。準々決勝でジョン・ヤン(韓国)vs.賴立煌・何孟勳(台湾)の勝者と対戦することになるだろう。どっちが出てくるかは微妙だが、ジョン・ヤンの可能性が高い。中本とヤンヂンハンの前衛戦は必至で、おもしろい戦いになりそう。
篠原・小林は8本取りでチョウゾンジェ・キムジュゴン(韓国)と対戦。序盤戦の最大の山場。ソンジェとは団体戦でも対戦し1で破れているが、前衛はちがう。そこを無事ぬければ台湾の林鼎鈞・劉家綸がまちかまえている。台湾勢はいままでのところいないも同然だが、そろそろ奮起を期待したいところだ。
画像は団体戦でのチョウソンジェ(韓国)
郭家瑋、楊勝發ともに3回戦で破れ、台湾男子はトーナメントから姿を消した。世界三強の一角である台湾の低迷振りは悲惨とさえいえ、トーナメントの質を著しくさげてしまった。楊勝發は個人戦はシングルスのみのエントリーであり、なんと試合がもうない。アジア競技大会ダブルス2連覇の楊勝發。世界最高のダブルスプレーヤーであることはわかりきっている。なぜこのようなことになるのか理解できない。
曇天だがあまり寒くないなか個人戦のシングルスがスタート。現在二回戦にはいっている。男子シングルスでは地元聞慶市庁の3大会連続優勝がかかっている・・・・full story ドンフン総攻撃!!(男子シングルスプレヴュー)
大会二日目が終了。団体戦を予定通りすべて消化。男女いずれも地元韓国が優勝した。男子はなんと20年振りの優勝となる。女子は3連勝で6回目、通算記録で日本と並んだ事になる。
女子の決勝は5−0 4−0と韓国が9ゲーム連取で日本を完封、韓国はこれ以上無いという勝利をおさめた。それにしても日韓戦で9−0は記憶にない。いったいなにが起きたのか?
大会運営は大混乱していて、度重なるコート変更と時間変更にくたくたである。予定がおそくなるのはしかたないが、突然早められるのにはほんとまいった。その衆知も不徹底であり、とにかく疲れた。
明日からは個人戦。まずシングルスがおこなわれる。
韓国女子オーダー
1キムエーギョン・チュオク
2キムキョンリョン
日本
杉本・森原
上原
佐々木・大庭
女子決勝
韓国は日本の意図を計りかねているだろう。上原をどこでつかう?決勝はいったいどんなオーダー?それをどう結論づけるかで韓国のオーダーは激変する可能性がある。キムキョンリョンがシングルスというのが正攻法のオーダーで、基本はこれ。絶対的な強さがあり、まず崩す事は不可能だろう。これだとキムエーギョン・チュオクを3番における。これだと韓国の勝利になるとおもう。エギョンがこれまで負けた日本選手は昨年の個人決勝ハードコート上での杉本・上原だけであり、クレーではまだ負けはない。トップでくる可能性もあるが、韓国の最近の韓国の傾向では3番。
しかし、迷った場合、キョンリョンをダブルスにまわすようなことがあるとスキができる
2番のシングルス長江も完勝。調子も絶好調のようだ。1ゲームめのジュースがやま。初出場の彼はかなりの緊張がみられたが、このゲームがとれたことでそれほぐれたようだ。
5−1 4−0
意外な大差となったが、これほどの差があるともおもえない。
台湾はすでにお伝えしたとおり、25日まで台湾でもっとも重要なトーナメントである全国運動会がおこなわれており、今回の代表も全員が参戦している。韓国入りは26日夕刻であり、会場で練習したのは27日のみ、最高のコンディションとはいかなかたようだ。
日本
篠原秀典・小林幸司
長江
菅野・中本
台湾
林鼎鈞・劉家綸
郭家瑋
楊勝發・何孟勳
後一時間後に始まる男子団体準決勝 日本vs,台湾をプレヴュー full story(クリック)
女子団体準決勝は韓国 vs.中国 、台湾vs.日本というカード。
韓国vs.中国では韓国がエーギョン・チュオクの快勝のあと、現在ソフトテニス界で究極の好カードといえるキムキョンリョンvs.ツォレイの対戦が実現。キョンリョンはクレーのアジアチャンピオン(2008アジア選手権)、ツィオレイはハードのアジアチャンピオン(2010アジア競技大会)。このふたりは過去何度も対戦し、その度に極限のシングルスを展開している。互いにタイプは全く違うがオールラウンドでハイレベルなスキルとメンタルの強さを持ち合わせている。今回もすさまじい。まさに今日のメインイベント。恐るべき集中力!!キョンリョンの3−2のリードからファイナルに。ファイナル7−3。濃密なラリーにため息しかない。日本vs.台湾 は3番勝負となったが三番は佐々木・大庭が郭・盧を圧倒。台湾のオーダーは実に不可解。どうやって勝とうとしたのか?
開会式スタートまで一時間あまりと迫った。
ここプレスルームには開会式を中継取材するテレビ局スタッフ等で大混乱。
開会式はテニスコート隣の陸上競技場を使用して開催されるとのこと。陸上競技場をつかった開会式ははじめてとのことになるだろう。スケールの大きなイベントになるのではないか?
日本選手団は午前中 サブコートである聞慶工業高校コートで練習。昨夕到着した台湾チームもメインコートで初練習をおこなった。
韓国も昼前よりメインコートで最終調整。日本チームのいないところではまるで別の表情をみせる。むろんそれは日本もおなじ。
大会はいよいよ明日より競技開始。
団体 シングルス ダブルス ミックスダブルスと進行する予定だ。
明日はまず団体戦の初日。
男子は準々決勝まで女子は準決勝までを消化する予定。
順調にいけば男女とも準決勝で台湾。決勝で韓国と対戦することになる。
宿舎側の蔘鷄湯店で代表的韓国料理であるサムゲタンを食す日本男子チーム(2008アジア選手権代表)。精をつけ試合に備える、といったところ。サムゲタンは日本人とって土用の丑の日におけるウナギにあたるスープ料理。非常に薄味で提供され好みでしお、こしょう、キムチ等で味付けして食す。日本人にもなじみやすい料理の代表。辛さとも無縁。この店はバスターミナル側のホテル街にあり,、よく利用した名店だが2011年春にいったときは残念ながら閉店していた。しかし、韓国をおとずれたなら必ず食べたい料理。少々の体調不良や風邪は吹き飛んでしまう事請け合い。
海外遠征でたいへんなのはなんといっても食事である。
まず食べものにありつけるかどうか、という問題もある。
幸い当地の関係者とかに連れて行ってもらえると助かるのだが、いつもそうというわけにはいかない。慣れない土地では毎度の食事が冒険でありチャレンジというこになる。またたとえありつけたとしても口にあうかどうかという大問題が残っている。これは個人差がかなりあるようで、食べられない人はとにかくどこへいっても全然駄目なようだ。こういう人はとにかく日本料理店をさがしまわるか、フルーツとパンで我慢なんてことになる。幸い私はなんでも食べられるので助かるが...一番強烈な違和感があったのはバンコク。同じタイでもチェンマイは洗練されているというか食べやすかった。ドーハは一番強烈かな、とおもったが意外にノーマル、インド料理や、トルコ系の料理がおおくタイよりもよほど日本人の口にあう。またローカルファストフード店でのハンバーガーとフレッシュジュースが絶品だった(ただファストフードというよりはスローフード、注文してからとにかく、想像を絶して待たされるのはまいった)。
ここはコートから徒歩10程のところにあるネミョン(冷麺)専門店。メニューはムルネミョン(左画像)、ビビンメン、マンドゥ(蒸し餃子 右)の3種のみ。ムルネミョンは辛くなく、ビビンメンは辛い。冷麺はずいぶん食べたが個人的にはここが世界一。マンドゥも絶品。
韓国はお隣ということもあってか、大丈夫という人が多いようだし、むしろ大好きというひともたくさんいる。キムチがだめとかニンニクが。。。というのが駄目な人の大きな理由。辛いのが..。というのもあるが、辛くないのもたくさんある。
私はといえば、韓国料理大好きである。最初に韓国(そのときも聞慶だった)を訪れたときに韓国協会の人に紹介していただき、その食文化の多様性に圧倒されたものだ。定番のカルビからドジョウ鍋(聞慶名物だ)まで。あの『チャングムの誓い』をみるずいぶん以前のことで、この経験があったのでこのドラマはずいぶん楽しめた。
これは沙下区庁チーム(右画像)につれていってもらった山菜中心の韓定食の店。非常にヘルシー。辛そうにみえるのもあるが、みためほどには辛くない。沙下区庁は釜山にある女子強豪実業団で近年、連続して代表をおくりこんでおり、監督さんは今年の代表監督となった。
聞慶以外もずいぶんいろんなところへいったが、ソウルよりも地方都市のほうが安くておいしい。ソウルにもおいしいところはあるのだろうけど、目立つところは悪い意味で国際化しており、独自性をうしないつつあるようにみえる。東京と変わらなくなっていっているようだ。実際日本風居酒屋が韓国で大ブームになっている。
ここが店村イチオシ店。協会の人におしえてもらった店村市街地にあるカルグスク専門店。カルグスクは韓国軽食の定番で全国どこでも気軽にたべれられるがこ このはまるで別もの。滞在中2度は必ずいってしまう。左画像がそのカルグスク。韓国風のうどんといったところだが、味は全然ちがう。上画像はそこのもうひ とつの名物ポッサム(ゆで豚)。これも絶品。メニューはこの二つしかなく、客はみな両方をオーダー。
幸いにして私はソウルにはほとんど用がないので、たっぷり韓流を味わうことができるのである。
聞慶は山中の小都市ながら飲食店の数がとてもおおく、その種類もバリエーションにとんでいて驚くほどだ。内陸なので肉料理が中心となりそうだが、なぜか海鮮料理の店もおおくしかも美味しい。フグの美味い店もあるとか。
ちなみに聞慶には日本料理店も数軒ある。がやはりせっかくだから当地のものを味わってほしい。
定番の牛カルビ。我々の定宿のすぐ隣にある農協中央会直営店。ひとくちにカルビといってもヤンニョムカルビと生カルビの二種があるがこれは生カルビのほう。生といっても生肉を食べるわけでなくてタレ(ヤンニョム)につけ込んでない新鮮な肉のこと。高級カルビ店は国産牛の生カルビを売りにしている。この農協直営店は予約が必要なほどの人気店。
こちらは同じカルビでも豚のカルビ(デジカルビ)。牛カルビより格安ということもあって、韓国ではこちらのほうがずうっとポピュラー。実際安くて美味しい。この店はアジュマ(アガシ?)となじみになるほど通ってます(店村鉄道駅側)。
これはカムジャタンという骨付き牛の煮込み鍋。これは辛いです。最後にご飯をいれてビビンバ(いわゆるオジヤ)にして食べるのが通(?)。
今年はじめて教えてもらったアヒル肉のサムギョッサル店。また行くのが楽しみ。
これは韓国のお酒。ドンドン酒。マッコリにそっくり。いくらのんでも酔わないやさしい不思議なドブロク。韓国で大ブームとか。デジカルビ店隣の民族酒場にて。
ミックスダブルスでの劉家綸・周秋萍のテニスに後ろ髪を引かれながらも台中を出発。バスで桃園国際空港へ。バスに乗る際にターミナルはどっちだ、と聞かれる。いままで聞かれた事ない。降りる時に自分で判断という感じだったのだ。とっさにアシアナ航空だったな、第2ターミナル!とこたえる。たしかにアシアナは第二ターミナルだが、ボードをみるとどうも出発時間が微妙に変。ここではじめてeチケット控えを確認するとなんと大韓航空ではないか、あわてて第1ターミナルに移動する。もっとも時間はたっぷりあった。第一は古いターミナルで60、70年代の空港の雰囲気を残していて大好きな場所なのだが、現在、大改装中。ここも現代的な無機質なデザインになるのかな、と残念におもっていたのだが、3分の一ほどできあがった出発ロビーがすで使用されていて、昔日(?)のイメージをうまくのこした設計となっていて感心した。
ただここは工事中だけあってインターネットの回線状況が悪い。やりたかったことが出来ずに終わる。
日本→台湾ははじめていわゆる格安航空会社を使用したので、この台湾→インチョンのメジャー航空はいごごちがよい。機材も最新でモニターがおおきい。しかもプライスは日本→台湾の半分ほど、どこが格安なのか、わけがわからない。
さきほど無事インチョンに着陸。現在地下のカフェで日本からやってくる某メーカーA氏をまっているところ。元からウオンに頭がきりかわっていないのでなにかと混乱。
ここから聞慶まではバスを乗り継いで4時間弱。ソウルで乗り換えが面倒。
ちなみのインチョン空港の地下街はあまり知られていないが24時間営業の高級スパ風サウナなどもあってなかなかよい。2009NHOPENの際には時間待ちになった齋藤監督率いる日本チームと利用したことがある。なかなか快適でした。かなりすみっこにあるので見つけにくいですが、時間をつぶしたいかたは是非。格安で宿泊もできる。
まだ空港を一歩もでていないので寒さがわからない。
昨日、川上トレーナーからもらったメールだとおとといは21度あったそうだが、だんだん寒くなるとのこと。ちらっと予報をみると10度きりそうである。
日本からこられるかた防寒対策を!!
李佳鴻率いる屏東は3番手が急病で試合直前にドクターストップというアクシデントに見舞われ、準決勝以降を実質3人で戦うことになったが、台南、台中という世界チャンピオンクラスの強豪戦に2連勝し、優勝を遂げた。屏東は国家代表が3人といっても賴立煌、何孟勳は今年が初代表であり、実質、李佳鴻のみが代表クラスともいえるが、その彼が強烈なリーダーシップを発揮し、勝ち抜いた感が強い。凄い迫力だった。これは団体戦終了後に始まった個人戦ダブルスでの李ブラザーズ。いきなり楊勝發・蘇家鋒(台南市)と対戦。注目のヤン・リー決戦となった。前半の競り合いをとれず、ずるずる敗退した。
賴立煌・何孟勳 林科均・葉挂霖を準決勝で伏し、明日(もう今日だが)24日の決勝に進出。女子団体優勝 台南県の韓佳玲・張文馨。個人戦でも決勝に進出。
台湾遠征2日目、台湾国体の初日である。団体戦の前半戦。気になるのは代表選手たちの様子だが、1月半の合宿あけであり、動きがわるいわけがない。
しかし、すごかったのは代表外の李佳鴻(上画像左)。屏東県の代表として出場した彼は何孟勳(世界選手権代表)とのダブル前衛による雁行陣ベースのダブルフォワードを披露。第一級のベースラインプレーからダブルフォワードを構築してみせた。
屏東には李ブラザーズ(佳鴻、佳健)、賴立煌、何孟勳とそろっており、優勝候補の一角をしめる。
方同賢率いる台南市は楊勝發、王俊彦、郭家瑋と3人のアジア競技大会金メダリストをそろえ最強か?とおもえたが、劉家綸、林鼎鈞、葉挂林、林科均と4人の国際大会金メダリストを揃える台中市に惜敗。
屏東、台中の決戦の気配濃厚。
楊勝發・蘇家鋒(台南)を破った劉家綸(台中)
今日、日本選手団が関空と東京からそれぞれ韓国に旅立った。この時間にはもう聞慶についているのではないだろうか?今回は事前の現地合宿ができなかったので、早めの出発となったようだ。大会は今週にはいっていろいろ情報が錯綜してきており、いよいよ大会もせまってきたな、という感じである。
私は現在、台湾桃園国際空港からこれを書いています。明日から始まる台湾全国運動会(台湾国体)の取材にこれから中部の都市ジャンファーに向かいます。大会には世界選手権台湾代表がほぼ出場し、大会は25日まで続きます(7種目)。台湾代表はそのまま26日に韓国入りとのこと。私は25日に韓国に行く予定です。
〜上原は国際大会個人戦ダブルスをペアを変えながら連勝中である。2008年アジア選手権は平田とのペアで、2010アジア競技大会は杉本とのペアでそれぞれ金メダルを獲得している。いまこそ語る時なのかもしれない。日本にはウエハラがいる!と〜 本文はこちら(クリック)
〜韓流ボレーの典型である。韓流は特にネットプレーにおいて、日本のそれとはまるでテンペラメントが異なる。それゆえに拒絶反応を起こす人がいるのはとても残念、というかもったいない話だ〜 詳細および分解画像はこちら(クリック)
台湾女子というのは時々びっくりするようなことをやってのける。ドーハでの江婉埼の優勝などだれが予想していただろうか?台湾関係者でさえ口あんぐりという感じだっだ。1999年のワンスーチンの活躍もそうだろし、1997年のアジア選手権個人戦で当時高校生の謝が優勝したこともあった。昨年のアジア五輪でもそれが起きた。1994年にアジア五輪の正式種目となって以来、連勝中だった無敵無敗の韓国女子を台湾がやぶってしまったのだ、やぶるのは日本のはずだった。韓国もくやしかったろうが中本監督も悔しかったに違いない・・・/以下本文(クリック)
イスヨル(左)にアドバイスするキムキョンハン(2011韓国代表決定戦より)
1998年のアジア競技大会(バンコク)で韓国スリートップ(ヨンドン、キョンハン、ヒースー)が勢揃いして以来、2008年までの11年間11度の国際大会に必ず彼らのうち一人以上が韓国代表に名を連ねていた。
3人そろい踏みだったのは3度(1998、1999、2002)。そのうち2回は団体戦で優勝している。ちなみに十一年間で韓国の団体優勝は3度(1998、2002、2008)だけ。
しかし、ついに2010広州アジア競技大会には3トップがひとりも姿を現さなかった。ヨンドン、ヒースーはすでに引退しコーチ業に。ただひとり、一度は引退宣言しながらも、プレーイングンマネジャーとして現役を続行していたキョンハンも代表決定戦決勝で惜敗し、代表を逃したのである(右画像は2010アジア競技大会代表決定戦でキョンハン。イヒョンスとのペアで代表まであと一勝、ほんの数本だった)。
そして今年、そのキョンハンも予選にエントリーしなかった。私は何度も韓国代表決定戦をみてきたが3トップが誰もいないというのは初めての経験である。
中堀の引退、高川の代表落ち、そして3トップの消滅、あきらかに時代は大きく動いている。そして次代はみえていない、と思う。かけがえがない、のである。--->本文はこちら
世界選手権の基本情報についてまだまだ不完全ながら以下に簡単に
http://www.soft-tennis.org/overseas/world_championships/
10月27日に開幕する第14回世界ソフトテニス選手権。韓国での開催は2大会連続5回目ということになる(史上最多となる)。開催地となるのは2008年にアジア選手権の会場となった聞慶市であることはすでにお伝えした。私は過去何度もこの町を訪れており、個人的に、台中市とともになんとも親しみを感じる町である。
聞慶市は韓国のほぼ真ん中に位置する小都市。かつては炭坑で栄えた(現在は閉山)。また歴史上でも重要な土地とのこと(大型歴史ドラマが制作されそのセットが観光地化している)。
私が最初に訪れた10年ほどまえはソウルから車で5時間以上という不便な土地だったが、ほどなくして高速道路が整備されソウルから2時間あまりでくることができるようになった。
市街地は店村という地区にある。もともと店村と聞慶が合併して聞慶市となった。
鉄道駅には聞慶駅と店村駅があるが、世界選手権がおこなわれるのは店村駅のほうなのでお間違いのないよう。なお聞慶駅には有名な温泉がある。(下画像が店村鉄道駅)。
店村駅までは釜山から直通便(ムグンファ号 約3時間半)があるが本数は極めて少ない。ソウルからは直通がなく京釜線金泉駅で乗り換えとなる(京釜線は日本でいえば東海道線のような主要幹線なので金泉まではたくさん列車がきているが、金泉←→店村は典型的なローカル線なので非常にすくない。要注意)。
韓国は台湾同様高速バス網が発達しており、使いこなせばきわめて能率的に移動できる。この店村にもバス移動するのが便利だが、インチョンやプサンといった国際空港からのリムジンバスつまり直通便はなく、ソウルや釜山のバスターミナルでの乗り換えが必要となるので慣れてない人にはちょっと、いや、かなりハードルが高いかもしれない。(←左画像 店村バスターミナル。韓国各都市に接続している)
世界選手権の会場は店村鉄道駅から車で5分ほど、徒歩でも20分くらい。店村バスターミナルからも同じくらいの距離。
メイン会場は聞慶市民コート。クレー11面、4面に屋根がついている。外の渋土コート2007アジア選手権開幕前日練習風景。
その屋根付き4面はいわゆるレッドクレー(アンツーカ)。あとの7面は西日本におおい黄色い渋土のコートとなっている。
また雨天練習場として室内コートが2面あり、これはもともとハードだったものが砂入り人工芝に変わった。2008年に開催されたアジア選手権ではこの室内コートが選手控えエリアとなっていたが、大会3日目のダブルスが雨天となり、急遽使用されている(右画像がその様子)。聞慶は天候が変わりやすい。何度も当地をおとずれたが、必ず一度は雨がふったような...今回も覚悟した方がよいかもしれない。また10月下旬の気温はかなり低い。
クレー11面のコートにはすべて観客席があるが、特に屋根付きの4面はキャパが大きく、こちらがメインで使用されることになるだろう。ただ外光をとりいれるシステムになっており、サイドによってはボールが見づらいという欠点がある。またコート全体が小高い丘の上にあり、強風に悩まされる事がしばしば。屋根付きコートは若干緩和される。
こちらは屋根付きアンツーカ4面。早朝なので朝日が深く入り込んでいる。
メインコートに詰めかけた観衆。これはアジア選手権でなくて、2008韓国大統領旗という韓国最大のトーナメントのメインイベントであるプロの部ダブルス決勝戦(実業団の部)での風景。聞慶市にはプロチームのほかにジュニアから社会人まで各層に愛好者がいる。
アジア選手権ではこの聞慶市民コートのほかに、サブコートとして、やや離れた(車で10分ほど)聞慶工業高校のクレー4面が使用されている。今回はそのアジア選手権より規模の大きい大会となるのでサブコートは使用は間違いないが現時点で詳細不明。→右は聞慶工業高校コートでプレーするキムテジョン・キムキョンリョン(利川市庁・安城市庁)の豪華ペア。2008年大統領旗でのワンシーン。
part-2も予定してます、
W.T.ガルウェイ著: 新インナーゲーム
必読書!!よまなきゃなにもはじまらない。 (★★★★★)
玉木 正之著: スポーツとは何か(講談社現代新書 1454)
ソフトテニスについては触れられてはいないが、ソフトテニスとはなんなのか、を考えるには欠かせない。 (★★★★)
ブラッド・ギルバート共著: 読めばテニスが強くなる
庭球書誌学参照 (★★★★)
日本ソフトテニス連盟編: ソフトテニスコーチ教本 新版
こちらは中、上級者向けと銘打ってある。連続写真はこちらも多数 (★★★)
日本ソフトテニス連盟編: ソフトテニス指導教本 新版
あらゆることを一通りカバーしている。連続写真も多数。地域スポーツ指導者養成テキスト。 (★★★)
榎並 紳吉著: 基礎からはじめるソフトテニス(012 sports)
元世界チャンピオンで現男子ナショナルチームの斉藤コーチがネットプレーの模範をしめしており、それだけでも価値がある。 (★★★)
Sun | Mon | Tue | Wed | Thu | Fri | Sat |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 |
15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 |
22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |
29 | 30 |