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ダブルフォワード

PC090105現在、観戦記の続きを書いている。次ぎは方峻煥、その次は台湾についてのことになる予定だ。
観戦記の第一回で「今大会はダブルフォワード対雁行陣」という図式だった、と書いた。ちょっと誤解をうみそうで気になったので、補足しておく。日本男子は今回、国別対抗で台湾に敗れた。お家芸であるはずのダブルスを2点落としてだ。そのダブルスでは台湾は2組ともダブルフォワードだった。でもダブルフォワードに敗れたという言い方は正確ではないのではないか。なにを今更、という感じになる。単純に日本は台湾に敗れた、のである。つまり台湾がそういう戦法をつかってくることは予測がついたからである。それが台湾のテニスなのだ。台湾にとってもとくに目新しいテニスでもない。ずうっと以前からこの戦法があるし、それが昨年の王・趙の成功とルール変更、そしてサーフェースという条件がかさなって強調されたにすぎない。今後のこの戦法が主流になる、という声も当然あるが、そう単純でもない。サーフェースが特殊であることを考慮しなければならないからだ。そこのところがサーフェース問題に疎い日本のソフトテニス界では抜け落ちそうである。ハードコートに限っていえば、しばらくはこの戦法が強いと思う。その先はまったくわからない。
今回にしたって現地で生でみたひとはわかるはずだが、単純にネット平行陣を台湾がひいたわけではない。その戦法をささえたのは超絶的なサーブ力、リターン力である。そこは絶対に見逃してはならない。サーブ力、リターン力で台湾は韓国、日本を遥かに上回っていたのである。ここは、絶対に、なんどもいうが、絶対に、見落としてはならない。サーブ力に関してはファーストだけではない。セカンドサーブの質がとんでもない。サーブ力とは結局セカンドサーブの力だ、というのは硬式テニスのトッププロを語るときによくでてくる言葉だ。例えばサンプラスが史上最強のセカンドサーブをもっていたのは有名である。ソフトテニスではセカンドサーブについてそういう風な語られかたをされたことはほとんどない。今回、台湾男子がみせたセカンドサーブは世界一どころか史上最高というレベルのセカンドであり、2003年の世界選手権、そして今回と台湾男子が提示した数々の新しい課題?のなかでは、地味ではあるがもっとも重要なことであると考える。(画像は男子国別対抗での劉家倫・李佳鴻(台湾))

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